手塚日南人(てづかひなと)

 1995年 東京都出身

 早稲田大学在学中にシンガーソングライターとして活動を開始し、都内のライブハウスやカフェで演奏。2015年、映画『たまご』で主演デビュー。スペイン留学や熊本のエコビレッジ滞在を経て、2018年に北海道へ移住。地域おこし協力隊として森林ガイド事業に携わり、アイヌ文化や森林再生について学ぶ。

 その後、映像制作・デザイン・マーケティング業務に従事し、物語の構築や視覚表現に対する知見を深める。2024年より俳優として本格的に活動を開始。舞台・ミュージカル・映像と幅広いフィールドで経験を重ね、確かな身体性と繊細な表現力を活かした演技で注目を集める。

 主な出演作に、富良野GROUP公演『悲別2023』、ミュージカル座『MONTAGE〜13年の夢〜』陽次役、イクルィ『眠レ、巴里』星川役、渡辺えり古稀記念公演『鯨よ!私の手に乗れ』『りぼん』など、話題作への出演が続いている。

NEWS

2025年5月 イクルィ『北緯43°』出演!苅谷和暉子、初のストレートプレイ。手塚日南人、多役を演じ分ける!

過去 出演情報

渡辺えり 古稀記念2作連続上演

『鯨よ!私の手に乗れ』

架空の地方都市・山崎市の介護施設を舞台に、認知症を抱える元劇団員たちが幻の戯曲を完成させるために奮闘する物語。演劇を通して人生の意味を問いかける作品。

『りぼん』

横浜を舞台に、戦後の混乱の中で生きる女性たちと「水色のりぼん」にまつわる記憶を描いた音楽劇。バンドネオン・ピアノ・ギターの生演奏が彩る。


作・演出:渡辺えり

イクルィ「眠レ、巴里」
密室での姉妹の濃密な会話劇。
姉妹のいる場所は二人が住む部屋なのか、巴里のホテルの一室なのか。
明るいがどこか寂しげな、奇妙にも見える姉妹の会話が繰り広げられていく。
のちに登場する一人の男の話によって姉妹の真実が暴かれていく。。

作:竹内銃一郎
演出:鈴木一希(劇団東京乾電池)

ミュージカル座「MONTAGE〜13年の夢〜」
1947年。暗い海に浮かぶ一隻の引揚船の中に、幼い娘を連れた日本人女性の潮子(しほこ)がいた。10年ぶりに祖国へと向かう潮子は娘の美生子(みいこ)に、これまでの人生を語りだす。夢を叶えるため満州へ渡った両親のこと、兄や妹と共に映画に青春を捧げたこと。満州映画協会での日々、そして夫である東彦(はるひこ)との出会い…。時代に翻弄され多くのものを失っても、生きることを決して諦めなかった、激動の時を生きた家族の物語。

脚本・作詞・演出:苅谷和暉子

富良野GROUP「悲別 2023」

閉山が決まった炭坑の町、悲別(かなしべつ)。
未來を奪われた若者たちは、30年後の2023年大晦日、ここに集まろうと約束する。彼らの交わした約束とは、大昔この炭坑の第一坑道の地下300メートルの地底に先人たちが埋めたという『希望』を封印したタイムカプセルを探しに潜ろうということ。彼らは再会を信じ、一人、また一人と悲別から去っていった。


作・監修 倉本聰 
演出 富良野GROUP 久保隆徳

海の響

| SOUND OF THE SEA

海を見たことがない少女。貝殻を耳に当てると波の音が聞こえるよと、幼馴染に貝殻をもらう。

渡部寿宣/足高健一郎

Fiction | Drama | Japan | 2019 | 0:03:00

*第15回 札幌国際短編映画祭 オフィシャルセレクション

映画「たまご」 "人生って旅に出る"
本州最南端 紀伊半島 和歌山県の 小さな港町にある「ふくろ食堂」の一人娘 平波青空(ひらみ そら)は、 食堂を切り盛りする父 大地(たいち)と二人暮らしの 高校三年生。 昔、 母は夢を追いかけ単身で渡欧。 残された幼い青空は心に深い傷を負う。 いつしか、そんな心にも将来の夢が芽生え、 さまざまな人の生き方に触れ、 少しずつ自らの人生に向き合っていく青空。 人工知能(AI)に頼らず、 自分の意志で歩き出そうとする青空の姿に、 人々もまたそれぞれの答えを見出していく。
出演: 露詰茉悠 山下晃彦 手塚日南人 手塚奨之 嶋村有里子 硲ミヒャエル 濱口昌加
監督・脚本・原作・編集・撮影: 平野 功二
2015年 日本

5大陸・9カ国 18の映画祭で受賞上映
*最優秀映像賞 *日本代表映画作品 *レミー賞 *最優秀オン・ザ・エッヂ賞 *新人監督賞 他